Claude Code v2.1.33

変更項目: 16件

GitHub Release

このバージョンの概要

マルチエージェントワークフロー向けに、TeammateIdleTaskCompletedのフックイベントが追加され、サブエージェントの起動制限やエージェントの永続メモリ機能が導入されました。また、API接続に関する複数のバグ修正とエラーメッセージの改善により、Claude Codeの安定性と信頼性が向上しています。さらに、VSCode版ではリモートセッションのサポートやセッションピッカーの機能強化が行われ、全体的な使いやすさが向上しました。

変更内容一覧

Added
マルチエージェントワークフロー向けに、TeammateIdleTaskCompletedのフックイベントが追加されました。
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Added TeammateIdle and TaskCompleted hook events for multi-agent workflows

変更前

以前は、エージェントチームのメンバーがアイドル状態になる前や、タスクが完了とマークされる前に、カスタムロジックを挿入してワークフローを制御する仕組みがありませんでした。これにより、特定の条件下でチームメイトの作業を継続させたり、タスクの完了を阻止してフィードバックを提供したりするなどの、高度なワークフローの自動化が困難でした。

変更後

`TeammateIdle`と`TaskCompleted`フックイベントが追加されたことで、エージェントチームのメンバーがアイドル状態になる直前や、タスクが完了とマークされる直前に、カスタムスクリプトやHTTPエンドポイントを実行できるようになりました。これにより、例えば、チームメイトがアイドル状態になるのを防ぎ作業を継続させたり、特定の条件が満たされない限りタスクの完了を阻止して詳細なフィードバックを要求したりすることが可能になります。

ユーザーへの恩恵

これらの新しいフックイベントにより、マルチエージェントワークフローの自動化と制御が大幅に強化されます。チームメイトの振る舞いやタスクの完了プロセスをより細かくカスタマイズできるため、複雑なプロジェクト管理や品質保証のシナリオにおいて、より堅牢でインテリジェントなエージェントチームを構築できます。これにより、開発者はワークフローの柔軟性が向上し、生産性が高まることを実感できます。

関連ドキュメント

Added
エージェントの「ツール」フロントマターにおいて、Task(agent_type)構文を介してスポーンできるサブエージェントを制限する機能が追加されました。
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Added support for restricting which sub-agents can be spawned via Task(agent_type) syntax in agent "tools" frontmatter

変更前

以前は、エージェントがサブエージェントを起動する際に、どのサブエージェントタイプでも自由にスポーンできるため、特定のワークフローにおいて意図しないサブエージェントが起動される可能性がありました。これにより、セキュリティポリシーの適用や、特定のタスクに特化したエージェントの利用を強制することが困難でした。

変更後

今回、エージェントのツール設定において`Agent(agent_type)`という構文を使用することで、メインスレッドとして実行されているエージェントがスポーンできるサブエージェントの種類を明示的に制限できるようになりました。例えば、`tools: Agent(worker, researcher)`と設定すれば、`worker`と`researcher`サブエージェントのみが起動可能となり、その他のサブエージェントの起動は失敗します。

ユーザーへの恩恵

この機能により、サブエージェントの利用に関してより厳密な制御が可能になります。特定の役割を持つエージェントが、その役割に必要なサブエージェントのみを起動するように制限できるため、ワークフローの予測可能性とセキュリティが向上します。これにより、開発者はより安全で効率的なマルチエージェントシステムを構築できるようになります。

関連ドキュメント

Added
エージェントのフロントマターフィールドにmemoryが追加され、userprojectlocalスコープでの永続的なメモリが可能になりました。
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Added memory frontmatter field support for agents, enabling persistent memory with user, project, or local scope

変更前

以前のClaude Codeでは、エージェントのセッション間で特定の情報を永続的に記憶させる標準的なメカニズムが不足していました。特に、サブエージェントは親会話からスキルを継承せず、セッション終了後に学習内容を保持する機能がなかったため、同じタスクを繰り返す際に過去のコンテキストを失うという非効率性がありました。

変更後

エージェントのフロントマターに`memory`フィールドが追加され、`user`、`project`、`local`の3つのスコープでエージェントに永続的な記憶機能を持たせることが可能になりました。これにより、エージェントはセッションを跨いで学習し、過去の経験に基づいて振る舞いを改善できるようになります。例えば、`project`スコープを設定すれば、そのプロジェクト固有の知識をエージェントが長期的に保持できます。

ユーザーへの恩恵

この改善により、エージェントはより賢く、より効率的に作業できるようになります。セッションを跨いで知識やコンテキストを保持できるため、反復的なタスクや長期にわたるプロジェクトにおいて、エージェントが毎回ゼロから学習し直す必要がなくなります。これにより、開発者はエージェントのパフォーマンスと生産性の向上を享受できます。

関連ドキュメント

Added
スキル説明および/skillsメニューにプラグイン名が追加され、発見しやすさが向上しました。
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Added plugin name to skill descriptions and /skills menu for better discoverability

関連ドキュメント

Improved
API接続失敗時のエラーメッセージが改善され、一般的な「Connection error」ではなく、特定のエラー原因(例: ECONNREFUSED、SSLエラー)が表示されるようになりました。
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Improved error messages for API connection failures — now shows specific cause (e.g., ECONNREFUSED, SSL errors) instead of generic "Connection error"

変更前

以前は、Claude CodeがAPI接続に失敗した場合、ユーザーには「Connection error」のような一般的なメッセージしか表示されませんでした。このため、接続障害の根本原因(例えば、ネットワーク拒否、SSL証明書の問題など)を特定するのが困難で、問題解決に時間がかかっていました。

変更後

API接続失敗時のエラーメッセージがより詳細になり、具体的な原因(例: ECONNREFUSED、SSLエラーなど)が明示的に表示されるようになりました。これにより、ユーザーはエラーの種類を即座に把握し、適切なトラブルシューティングを行うことができます。

ユーザーへの恩恵

この改善により、API接続の問題が発生した際のデバッグと解決が格段に容易になります。具体的なエラー原因が分かることで、開発者はネットワーク設定、ファイアウォール、プロキシ、SSL証明書などの問題を迅速に診断し、修正できるようになり、作業の中断時間を最小限に抑えることができます。

Changed
無効な管理設定からのエラーが報告されるようになりました。
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Errors from invalid managed settings are now surfaced
Changed
VSCode版において、リモートセッションがサポートされ、OAuthユーザーがclaude.aiからセッションを閲覧および再開できるようになりました。
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VSCode: Added support for remote sessions, allowing OAuth users to browse and resume sessions from claude.ai
Changed
VSCode版において、セッションピッカーにGitブランチとメッセージ数が追加され、ブランチ名での検索がサポートされました。
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VSCode: Added git branch and message count to the session picker, with support for searching by branch name
Changed
VSCode版において、初期セッションロード時およびセッション切り替え時の最下部へのスクロールが不十分だった問題が修正されました。
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VSCode: Fixed scroll-to-bottom under-scrolling on initial session load and session switch
Fixed
tmuxでのエージェントチームメイトセッションが、メッセージの送受信を行えるように修正されました。
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Fixed agent teammate sessions in tmux to send and receive messages
Fixed
現在のプランではエージェントチームが利用できないという警告が修正されました。
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Fixed warnings about agent teams not being available on your current plan
Fixed
モデルが長時間思考している間に新しいメッセージを送信すると、思考フェーズが中断される問題が修正されました。
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Fixed an issue where submitting a new message while the model was in extended thinking would interrupt the thinking phase
Fixed
ストリーム中に中断した際に、空白のテキストとシンキングブロックが正規化をバイパスし、無効なリクエストを生成する可能性があったAPIエラーが修正されました。
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Fixed an API error that could occur when aborting mid-stream, where whitespace text combined with a thinking block would bypass normalization and produce an invalid request

変更前

Claude CodeとAPIの通信において、特にストリーミング処理中にユーザーが操作を中断すると、APIに送信されるリクエストのペイロードが破損し、無効な状態になることがありました。具体的には、AIが「考えている」状態を示すブロックと空白文字が結合された際に、適切に処理されずにAPIエラーを引き起こしていました。

変更後

APIリクエストの正規化プロセスが改善され、ストリーミング中に中断が発生した場合でも、無効なリクエストが生成される問題が解決されました。これにより、空白のテキストやシンキングブロックが誤ってAPIペイロードに混入することがなくなり、安定したAPI通信が保証されます。

ユーザーへの恩恵

この修正により、Claude CodeのAPI通信の信頼性と安定性が向上します。ユーザーが途中で操作を中断しても、システムが予期せぬエラーを引き起こすことなく正常に処理されるため、中断の多い対話環境でも安心して利用できます。開発者はよりスムーズでエラーの少ないAIアシスタント体験を享受できます。

Fixed
ストリーミングエンドポイントでの404エラーが非ストリーミングのフォールバックをトリガーしなくなっていたAPIプロキシ互換性の問題が修正されました。
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Fixed API proxy compatibility issue where 404 errors on streaming endpoints no longer triggered non-streaming fallback

変更前

以前は、APIプロキシを介した通信において、ストリーミング形式でデータが利用できないエンドポイントに対して404エラーが発生した場合、システムが自動的に非ストリーミング形式での再試行(フォールバック)を行うべきでした。しかし、このフォールバックが正しく機能せず、結果として不必要なエラーや機能停止が発生していました。

変更後

APIプロキシの互換性が改善され、ストリーミングエンドポイントで404エラーが発生した場合に、非ストリーミングのフォールバックメカニズムが適切にトリガーされるようになりました。これにより、APIがストリーミングをサポートしていない場合でも、システムは自動的に別の方法でデータを取得しようとします。

ユーザーへの恩恵

この修正により、APIプロキシを利用している環境でのClaude Codeの堅牢性が向上します。様々なAPIエンドポイントとの互換性が高まり、ネットワーク環境やAPIの応答形式に起因するエラーが減少するため、開発者はより安定したAIアシスタント体験を得ることができます。

Fixed
Node.jsビルドにおいて、settings.jsonの環境変数で設定されたプロキシ設定がWebFetchやその他のHTTPリクエストに適用されない問題が修正されました。
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Fixed an issue where proxy settings configured via settings.json environment variables were not applied to WebFetch and other HTTP requests on the Node.js build

変更前

Node.js環境でClaude Codeを使用している際、`settings.json`ファイルに環境変数としてプロキシ設定(`HTTP_PROXY`や`HTTPS_PROXY`など)を記述しても、WebFetch APIやその他のHTTPリクエストがその設定を認識せず、直接インターネットに接続しようとしていました。これにより、プロキシ環境下での利用が不可能になったり、予期せぬネットワークエラーが発生したりしていました。

変更後

Node.jsビルドにおいて、`settings.json`で設定されたプロキシ環境変数がWebFetchを含むすべてのHTTPリクエストに正しく適用されるようになりました。これにより、企業ネットワークなどのプロキシ環境下でも、Claude Codeが外部リソースへ確実にアクセスできるようになります。

ユーザーへの恩恵

この修正により、企業環境などプロキシ設定が必要な場所でClaude Codeを安定して利用できるようになります。プロキシ経由でのWebFetchやその他のHTTPリクエストが正しく機能するため、開発者はネットワーク制約のある環境でも安心してClaude Codeを使用し、必要な外部情報を取得できるようになります。

Fixed
スラッシュコマンドで開始されたセッションの/resumeセッションピッカーが、整形されていないXMLマークアップではなく、クリーンなタイトルを表示するようになりました。
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Fixed /resume session picker showing raw XML markup instead of clean titles for sessions started with slash commands

変更前

`/resume`コマンドを使用して過去のセッションを再開する際に、特にスラッシュコマンド(例: `/rename auth-refactor`)で名前が付けられたセッションのタイトルが、人間には読みにくいXMLマークアップとして表示されることがありました。これにより、目的のセッションを特定し、素早く再開することが困難でした。

変更後

`/resume`セッションピッカーの表示が改善され、スラッシュコマンドで開始されたセッションのタイトルが、生のXMLマークアップではなく、クリーンで分かりやすい形式で表示されるようになりました。これにより、セッションの一覧から目的の会話を直感的に見つけて選択できるようになります。

ユーザーへの恩恵

この修正により、過去のセッションを再開する際のユーザーエクスペリエンスが大幅に向上します。セッションタイトルが分かりやすくなったことで、探している会話を素早く見つけ出し、作業を中断することなくスムーズに再開できるようになるため、開発者の生産性が向上します。

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